明日のことを賽子で決めてしまうには酔いが浅い

私は今飲み屋にいる


立ち飲み屋ではないけれど
1人で呑んでいる方がほとんどの大衆酒場だ


カウンターが2席空いている程度のなかなかな混み具合の店内
ひだりは母より少し若いくらいの女性(ソロ)
右は父と同い年くらいの男性(ソロ)

お一人様35歳がさほど珍しくもなさそうな店内だが
両サイド、とても私に話し掛けたそう


女性はメニューを取ってくだすったりで少しコミュニケーションを取ったが

男性は私がオーダーした品が届いてないのを気遣って「焼酎ロック通ってないんじゃ...」とボソッと店員さんに声掛けしてくださり
会釈する程度

 


明らかに男性が会話したそうな雰囲気

私はもう少し飲まないと人と話せない雰囲気

 

ボチボチ酔いが回り出した辺りで
男性が席を立った

少しお話したかったなーと思ったが仕方あるまい


ずーっと視線というか話したそうな空気を受けたままだった

 


「お会計」

と言った男性はスマートにカウンター上へ皿を下げたが、ガラガラと落下

 

「まぁ!置いといてくださいね!いつもよりよう呑んでたもんねぇ!」

と店員さんがいうのを聞いて

 


あぁ、話しかければよかったな...と
どこか寂しくなりました

 

(私はまだまだ飲みます